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採用情報 ─ 声のリレー ─

2022.12.28 食事への思い

「声のリレー」を担当させていただくことになりました。

 

縁があり、つくし会で数年前からお世話になっています。センターに入職してからの事を思い出していると、ふと、祖父の事を思い出しました。栄養士になったのも祖父の影響が強かったと思います。

 

祖父は、食べ物へのこだわりが強く、鶏を餌にこだわり育てて、生んだ卵でケーキを作るような人でした。偏屈な祖父でしたが、ワクワクする事をするのが好きな人でした。

 

小さい時、パイナップルを食べたとき、パイナップルの上の葉をもう一度埋めて育てると、もう一度パイナップルが出てくると言い出し、パイナップルを作ってくれたことがありました。私は、「南国フルーツが家でできるとかハワイじゃーん」とウキウキしました。出来たパイナップルは信じられないくらい不味く、今でも、パイナップルが苦手です。

 

かなり、脱線しました。仕事の話に戻ります。入職してしばらくは、正直不安な事が多く、そんなにダメなのかと挫けっぱなしの日々でした、そんな中、一生懸命食べてくれる利用者さんの姿、美味しそうなものを見たときの笑顔などを見ると「そんなに間違ってないんじゃないかな」と思えるようになり、大きな支えになりました。そのうち、利用者さんの全力の食欲を全力で応援したい、そんないい顔するならもっと応えたいと思うようになりました。

 

安全に食べられる食事はもちろん大切だけど、単なる栄養補給としてだけの食事でなく、祖父がしてくれたように食べ物にワクワクする。心の栄養も届けたいです。まだまだ「お前、じーちゃんの酸っぱいパイナップルの方を引き継いでるぞ。」という日もあります、反省を踏まえて、再チャレンジするので温かい目で見てもらえたらと思います。

 

現在、センターに管理栄養士が2名勤務しています。以前は1名だったので出来る事も少しずつ増えてきました。今後、外来栄養指導を開始しようと準備しています。2名体制ですが、まだまだ気づかないこともたくさんあります。気づいた方はこっそり教えてもらえたらありがたいです。より多くの意見を耳にすることでより良い心躍る食事提供につなげていけたらと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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